中小企業サポートコラム

2013年4月11日 木曜日

パソコンの起動時間による労働時間管理

こんにちは。スギちゃんです。
本日はOA機器による労働時間管理について書いてみようと思います。

昨今、「静動脈認証」やら「スマートフォンの位置確認情報」やらOA機器が新しい労働時間管理の地位を確立しようとしています。(参考URL:http://www.yomiuri.co.jp/net/news1/national/20130409-OYT1T00381.htm?from=popin、http://www.yomiuri.co.jp/net/news1/national/20130409-OYT1T00358.htm?from=popin)
外回りでコンビニによった事まで会社に把握されると息苦しいではないか(>_<)とスギちゃんも常々思っておりました。そんな時代の流れの影響か、弊社にも下記のご相談を頂きましたので、ご紹介いたします。


■ご相談■
「当社では残業把握をタイムカードと自己申告制の併用で行っておりますが、2つの間に時間の相違が大きい社員がおります。誤魔化しているというより『こんなに残業時間を申告しては悪い』と遠慮しているのか、タイムカードより少なく申告してくるケースが大半です。
 そこでパソコンの起動・終了時刻を把握しようとしたところ、プライバシーの侵害を懸念する意見もありました。パソコンの起動・終了時刻の把握はプライバシーの侵害に当たるのでしょうか。」
■弊社の答え■
プライバシーの侵害とまでは言えない。


スギちゃんもプライバシー権の歴史についていくつか記事を読んでみましたが、
プライバシーでも保護されるのは人格関連の情報であり、それ以外の情報は利用目的により利用を認められています。

人格関連のプライバシーとは住所、電話番号、健康情報等の「その個人を特定できる情報」です。今回のパソコンの起動・終了時刻はそれにあたらず、「社員の労働時間管理のため」という正当な理由もありますので、「プライバシーの侵害だからNG」とまでナーバスになる必要はありません。


余談ですが、今回のケースでは相談者様もおっしゃる通り「社員の方が遠慮して実際の残業時間より短く申告している」懸念がありますので、該当される社員様には個別に仕事のやり方について面談をする等、一定の対応をお勧めしました。
 そこでは労働者個人の負荷を配慮する事が重要です。「パソコンの起動時間をみたところ君は残業が多い。もっと早く帰りたまえ(・へ・)」と言ったところで解決になるとは思えません。残業時間が多い労働者には、「その部署で仕事のしわ寄せを1人で背負っていないか」「自宅でも仕事をしていないか」など、長時間労働を回避する観点から対策を考えましょう。


次回をお楽しみに!!
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投稿者 社会保険労務士法人中小企業サポートセンター

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