中小企業サポートコラム

2013年2月 4日 月曜日

労働時間の取り扱い

こんにちは。スギちゃんです。この日曜日は節分でしたね。当社から徒歩2分の大聖観音寺(あびこ観音)では毎年、日本最古の厄除け行事「節分厄除大法会」が催され、3日間出店なども出てお祭り騒ぎになるらしいです。なんとあの聖徳太子にもゆかりがあるとか\(^o^)/。ところがスギちゃんが出勤すると、月曜日が最終日だったのですが、やはり日曜の本番が終わっていたので、お祭り騒ぎは下火になっていました...( 一一)
来年の節分を楽しみにがんばりま~す♪


 さて、本日の話題は判断に迷う労働時間の取り扱いについてです。
当社では未払い残業代リスク診断を致しますが、「そもそもこれは労働時間?」というご質問をよく頂きます。本日はその一部をご紹介します。


ケース1:とある事業主様より「部署Aの社員を就業後、部署Bに応援に行かせた。部署AからBへは移動に自動車で30分程かかるが、この移動時間は労働していないので無給にしてよいか。」
弊社の答え:労働時間と解されます。賃金の支払をお願いします。

このケースで移動時間が労働時間にあたるかどうかは次の3つのポイントから考えられます。
①労働時間の定義
まず労働時間の定義は「使用者の指揮監督のもとにあること」です。例えば貨物運送ドライバーが貨物が集まるのを待っている手待時間や仮眠時間も労働時間になります。
今回のケースは会社の命令で移動していますので労働時間となります。
②休憩時間ととらえるか
 こちらの事業主様は「休憩時間には賃金を支払わないじゃないか。移動時間もそれと同じではないか」との疑問もお持ちだったのですが、休憩時間は
「自由に利用できるもの」でなければいけません。このことから移動時間は休憩時間と同様には扱えません。
③みなし労働時間制を適用するか
労働基準法38条では「労働者が労働時間の全部又は一部について事業場外で業務に従事した場合において、労働時間を算定し難いときは、所定労働時間労働したものとみなす。」と規定されています。
 これは記事の取材や外回りの営業等の、事業場外で主に労働するケースを想定して規程された条文で、労働時間の把握が困難な場合は所定労働時間働いたものとみなしましょうという考え方です。
 今回のケースは、移動時間の把握が困難ではありませんので、みなし労働時間制の考え方も適当ではありません。
以上3点をふまえると、事業所間の移動時間も労働時間でありますので、賃金の支払が必要です。

投稿者 osaka-genova.co.jp

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