中小企業サポートコラム

2012年12月12日 水曜日

学生見習いさんの取り扱い


今年の漢字が「金」に決まりましたね。
ロンドン五輪の金メダルや山中教授のノーベル賞などの金字塔、金環日食
を表したのだそうです。
皆様も師走をお忙しくお過ごしのことと思います。
残りわずかの今年を乗り切り、お正月にゆっくり栗金団でも食べましょう(^O^)


さて本日の話題は
学生見習いさんの取り扱い

スギちゃんは見習いさんと聞いて、大工さんや板前さんなどの職人世界で働く方々を
思い浮かべます。よくドラマに出てくるような...
昨今は職人世界に限らずインターンシップで学生さんが働くケースも増えてきていま
す。
そういったケースについてみていきましょう。


ケース1:先日、とある美容院様より「インターンシップで来ていた美容専門学校の
生徒さんにティッシュ配りをしてもらったが、労働者ではないので、賃金を支払う必
要はないと思うが、いかがか?」というお問い合わせをいただきました。
当社の答え:労働者に該当します。賃金の支払をお願いします。

インターンシップによる就業は労働基準法上の労働者とみなされるケース・みなされ
ないケース様々であり、実態に則して判断されます。
ポイントは①その働きによって利益を得たかどうかと②事業場と学生との間に使用従
属関係が認められるかどうか。
①と②を両方満たせば労働者となります。

今回のケースではその生徒さんによるティッシュ配りは宣伝活動になります。
その宣伝活動によるお客様の来店が利益となり、上記①に該当する事に加え、お話を
詳しく伺ったところ②の使用従属関係もあると判断しましたので
当社としてはその生徒さんを労働者として取扱い、賃金を支払って頂くようお願いい
たしました。


インターンシップをあくまで体験的なものと捉えるかそうでないかが難しいところで
すね。
どこからが仕事なのか...迷ってしまう事業主さんも多いです。
スギちゃんも「同じ作業をさせていてもアルバイトとして雇っていたら、この事業主
さんも迷わず賃金を払っていたのだろうな」という感想を持ちました。
今回のケースのようにそのお仕事の専門学校があり、生徒さんがインターンシップで
働くというのはよくある事です。
インターンシップでも下記2つのいずれにも該当するケースは労働者とみなされませ
ん。

1.実習時間外はもとより、実習中といえども、教習及び教習の場所に関係のない作
業、事務、その他雑用に使用されないこと。
2.生徒の管理については、責任者が定められ、生徒の実習と一般労働者の労働が明
確に区別されていること。
(改訂14版 労働基準法解釈総覧  労働調査会発行より)
次回をお楽しみに!!

投稿者 社会保険労務士法人中小企業サポートセンター

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